冬場はマイナス30を下回る極寒の地
首都ウランバートル 人口は110万人
銅や石炭の鉱山開発などで
好調な経済成長を背景に
10年間で人口が1.5倍の急拡大
ウランバートルは人口の増加に伴い住宅需要が急拡大。
しかし、多くの住宅は冬の暖かく過ごすうえで問題を抱えている。
住人
「窓は隙間があり、壁が薄く、床も冷たい。」
モンゴルの一般的な住宅では、
外壁が薄く、断熱材も十分ではない。
まどの隙間風の温度は氷点下4度になっていた。
旭川市の住宅メーカー 旭栄工務
断熱性や気密性に優れた一戸建て住宅。
地上3階、地下1階 価格は8500万円
モンゴルで急増する富裕層がターゲット
旭川市では住宅の需要が減る一方で
新たな活路を求めてモンゴルへ進出。
一戸建ての住宅販売は日本の企業では初めて
旭栄工務 落合博志 会長
「旭川の寒冷地の技術をこちらに導入して
今以上に快適な生活をモンゴルの人たちに供給する自信は多分にあります」
契約は順調。
更に、中間層や低所得者層の住宅販売にも乗り出す計画
ウランバートルの郊外には、遊牧を辞めてゲルに住んでいる人々が大勢いる。
政府は、10万世帯分の住宅の供給を計画している。
以前から中国、韓国のメーカーが積極的に参入していたが、
日本の技術力に対する評価は高く
完成後の定期的な点検補修にもしっかり対応することで差別化を図っていく予定。